手づくりにハマってる友達が「作ったものが溜まって来た」って言うから
「ネット販売してみたら?」と言ったら、
「売れなかったら恥ずかしいし~」と。
それで思い出したことを書いてみました。(長いです↓)
手づくり作品を初めてネット販売したのは13~14年前
ちっちゃいおじさんが誕生したのは10年前ですが、
初めて自分の作品を販売したのは 13~14年前 でした。
海外のクリエイターさんが楽しそうに 作ってて
それをネットショップで販売している様子を見てたら
「私もやりたい!」と思い、始めたのがきっかけでした。
作品作りも楽しいけど、ネットショップに自分の作品が並んでるのを想像すると
ワクワクが止まらず、すぐに販売できるネットショップサイトを探し~
っと、普段のろまな亀なのに、その時の行動はとっても早かった私(笑)
まだ今のようにレンタルショッピングサイトが充実して無くて、
某ショッピングカートを月々有料でレンタルし作品を並べました。
「売りたい」とか「売れるかな」「売れたらいいなぁ」っという事は
まったく考えなかったので、宣伝もせず。
と言うか、宣伝方法も分からなかった頃。(地味にやってたBlogのみ)
ネットショップに作品が並んだのを見た時は、
ちいさい世界だけど「自分のお店が持てた!」っと、
ただただ楽しいっ~と眺めて自己満足に浸ってました。
でも宣伝もせず、特別な作品を出品してるわけでもなかったのに、
早い段階でポツリ、ポツリと売れ始めて、びっくり!
私はまさか「売れること」も想像してなかったので
少し嬉しい気持ちになりながらもラッピングが苦手な事もあって、
「ちょっと面倒くさいなぁ」なんて・・・こめんなさい!(笑)
そう思いながら発送してました。
実は今でもその頃の気持ちはほぼ変わりはありません。
優先順位は「自分が楽しめることをしたい」「自己満足できることをしたい」
ただ、自分だけが楽しんでたあの頃とは違って、
私の作品で誰かが喜んでくれるって事を知ってからは
「もっと誰かに楽しんでもらいたい。」という気持ちが強くなりましたね。
初めてネットショップで購入していただいた方とは、
有難いことに今でもSNSでご縁が繋がってます。
購入時に、とても暖かいメッセージを頂き、作品が届いた後にも
お礼のご連絡をいただきました。
そういうやりとりもまったく想像してなかったので、ほんとにとても嬉しくて
自己満足過ぎた自分をちょっと反省したりしながら(笑)
それからは「自分だけじゃなく、誰かも楽しんでくれればいいなぁ」と
思うようにも。
写真は8年前の今日
東京で開催のイベント「デザインフェスタ」に初出展した時の写真です。
Instagramにも載せてるのでチェックしてみてね!
この頃も出展料や遠征費が高額になるにも関わらず、
ただ、自分が楽しみたいって事だけで出展したイベントです。
「おじさん、おばさんでお店屋さんごっこしたい」と幼稚園児みたいな考えで。
大規模イベントで知名度のない (今もですが) conoHana* なので、
conoHana* を目的に来てくれるお客さんはいないだろう。と思ってました。
でも、ネットの告知を見てと言う方もいて、
ブースを見て可愛い~面白い~っと足を止めてくれた方がたくさんいて、
あれもこれもと、おじさん達をたくさん購入して下さった方もいて
今でも、ここでのご縁が続いてる方々もいます。
自己満足どころじゃなく、いろんな事も学べた楽しいイベントでした。
さて、話は最初に戻りますが(笑)
友達のように、ネットショップに出品したら「すぐに売れる」と
思ってる方が多いようですね。
だから「売れないかも恐怖」で出品したいけどできない。と
躊躇してる方も多いみたい。
私は「売りたい」 がきっかけで始めたわけじゃないので、
なんとも言えないけど、ラッキーな事に売れ始めたことでより、
他人も楽しくさせられる=自分が益々楽しくなる事を知れたわけです。
「売りたい」を目標としてたら、全く売れなかったと思います。
売れてたとしても長続きせずきっと今頃、
おじさん作りではなく、違う事をしてたと思います。
私の場合、何事も「損得」を考えると楽しくなくなり、苦痛になります。
過去、会社勤めを辞めて「好きを仕事に!」とフリーランスになりましたが、
そうなった途端、楽しいが半減してしまいました。
「フリーランス=自由人」 じゃないんですよね。
仕事なので儲けることを考えなくてはいけないし、
何よりも「顧客を満足させることが最優先事項」となるわけで。
私にはそれができないんです。
私は「まずは自分が最優先なので」(笑)
時々、conoHana* 活動は「仕事としてやってるの?」と聞かれますが、
どう答えて良いか分かりません。
100%仕事で無いことは確かです。
「趣味の延長?」
「趣味 以上 仕事 未満?」
作品を貴重なお金を出して買って下さる方がいらっしゃるので、
100%趣味と言って良いのかどうか悩みます。
でも、100%趣味だとしても、100%仕事とした時との違いはありません。
伝わるかなぁ~(笑)
仕事にしたからと言ってもっと丁寧にとか手間をかけるとかじゃなくて
趣味だとしても、制作してる時の思いや手間暇は同じという事です。
これまで、こっそりと「仕事にしよう」と思ったことがありました。
が、そういう「 あざとい気持ち」って伝わるんですよね。
作品に現れるんだと思います。
対面イベントじゃなくても、SNS上でも伝わってる気がします。
おじさんファンの方々はそれを感じ取られるみたいで
案の定イマイチな結果になったことがあります。
それに、そういう考えで作ってる時って楽しくないんですよね。
「売れる喜び」よりも「作る喜び」が勝ってる私
そういう思いでモノづくりされてる作家さんも多いと思います。
やっぱり一番は自分が楽しくないとね。
爆売れとか、大ヒットしなくても、損得は気にして無くても、
私の楽しいという思いに乗っかってくれてる皆さんがいるから
何年も楽しく続けていられる。
なんて贅沢やなぁ~
ありがとうございます!
まあるい背中で余韻を感じ出る私↑